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受け継いだ阿波木偶「三番叟まわし」

芝原生活文化研究所・阿波木偶箱まわし保存会  お問合せはこちらまで:ebisuあっとme.pikara.ne.jp(あっとを@に変えてください)

とりくみ・近況

とりくみ・近況
秋の阿波踊り~阿波おどり大絵巻~に出演
 11月2日(金)~4日(日)アスティとくしまにて開催された、秋の阿波踊りに出演しました。2日(金)は、オープニングで阿波木偶「三番叟まわし」を実演。3日(土)は、15:05~実演。玄関には、3日間木偶を展示しました。


2日(金)オープニングセレモニーにて。 
 
玄関先では保存会所有の木偶でお出迎え。

第16回法市農村舞台公演
 10月7日(日)午後1時から毎年恒例の法市農村舞台公演に出演しました。箱まわしジュニアチームの中学生にとっては、夏休みの伝承教室での練習の成果発表の場です。

   
法市農村舞台保存会の細川会長さんのご挨拶。
 
観客の皆さん笑顔です。
 
えべっさんからの福分け
 
ジュニアチームの「三番叟まわし」。
 
ジュニアチームは総勢24名で演じます

芝原夏祭り・第30回むつみ祭
 台風24号接近のため、9月30日(日)に予定していたむつみ祭を1日繰り上げて、29日(土)午後4時から芝原児童館で開催した芝原夏祭りと合同で行いました。

 
箱まわし鳴物チームが三味線を披露。
 
旭堂南鱗さんの「バナナのたたき売り」。見事な話芸に大盛り上がり‼

人権文化を楽しむ伝統祝福芸と大道芸の巻
 
9月29日(土)午後1時から、障害者支援施設眉山園にて、平成30年度「徳島県みんなが主役の人権啓発推進事業」人権文化を楽しむ 伝統祝福芸と大道芸の巻(主催:特定非営利活動法人阿波の門付け芸保存会)を開催しました。出演は、人形劇・トロッコ(滋賀県大津市)、旭堂南鱗(大阪市)、眉山園箱まわしチーム、阿波木偶箱まわし保存会で、辻本一英さんが進行を務めました。

 
毎月お稽古をしてくれている眉山園箱まわしチーム6名も、2名のスタッフさんと一緒に「えびすまわし」「大黒まわし」「福まわし」を実演しました。

滋賀県大津市からお越しいただいた人形劇・トロッコの潟見さんは「くぐつまわしでござーい」を熱演。 

真夏恒例の「阿波踊り」に参加
 8月13日毎年恒例の「阿波踊り」に参加しました。東新町コルネの泉で、葵蓮の皆さんと一緒に保存会からは5人が参加し、木偶で乱舞しました。

 
木偶は皆さんに大人気です。
 
アーケード街を踊りながら流します。
 
手足も動かし、躍動します。
 
踊り子の皆さんと手をあわせて。

いいだ人形劇フェスタ2018出演
 8月8日(水)~受け継がれていく「伝統人形芝居」IN飯田に出演。八王子車人形五代目西川古柳氏プロデュースのもと、各地の伝統人形芝居が飯田で実演しました。

 
会場:黒田人形浄瑠璃伝承館
 
   
新調した松羽目の前で
「三番叟まわし」。
 
門付けに使われた「えびす木偶」展示に貸出中。
 
黒川人形の展示。
数の多さに驚き。
 
ワークショップでは体験も
ありました。
 
急遽出演することになった9日は、木偶による「阿波踊り」を実演。

アリランのメッセージカード
~外国出身県人の人権トーク&韓国人形舞「アリラン」~
 8月5日(日)午後2時から藍住町役場町民シアターにて、平成30年度徳島県みんなが主役の人権啓発推進事業・アリランのメッセージカード(主催:NPO法人ヒューマンネットとくしま)を開催しました。辻本一英理事長のコーディネートのもと、それぞれの外国出身の方々が、人権についての意見を述べられました。

 
新居ヴァサンティさん
(インド出身)

アジアを舞台に建築家として活躍されています。
 
米澤カタリーナさん
(ペルー出身)
スペイン語を教えながら人権問題の講師も務めています。
 
野本テレシータさん
(フィリピン出身)
小松島市内で無農薬野菜づくりに
挑戦しています。
民俗舞踊も披露してくれました。
 
安美奈さん(大韓民国出身)による韓国人形舞「アリラン」。

やまびこ座30周年記念事業・札幌国際人形劇
フェスティバル
『座・競演 ~にほんの人形芝居』に出演
 7月28日(土)、29」日(日)札幌市こどもの劇場やまびこ座で開催された、やまびこ座30周年記念事業・札幌国際人形劇フェスティバル『座・競演 ~にほんの人形芝居』に出演しました。出演団体は、八王子車人形西川古柳座(東京都)、淡路人形座(兵庫県・淡路島)、糸あやつり人形劇団みのむし(京都府)、ざ・にんぎょうじょうるりユースクラス・さっぽろ人形浄瑠璃芝居あしり座(札幌市)、阿波木偶箱まわし保存会(徳島県)で、全国各地の珠玉の伝統人形芝居が集結しました。

 
今回の公演のチラシ。
 
やまびこ座の玄関。
 
第一部のトップを飾る
「七人三番叟」。
 
ざ・にんぎょうじょうるりユースクラスとさっぽろ人形芝居あしり座による「東海道中膝栗毛」。小、中、高、大の皆さんが育っています。
 
八王子車人形西川古柳座五代目
家元西川古柳師匠による地唄
「ゆき」。
 
阿波木偶箱まわし保存会の「箱廻しメドレー」。
 
幕間を利用して辻本さんが古柳師匠と解説を入れます。
 
「応挙の幽霊」、八王子車人形西川古柳座が落語家・入船亭扇治さんとのコラボ。
 
さっぽろ人形浄瑠璃芝居あしり座による「日高川入相花王 渡し場の段」。
 
糸あやつり人形劇団みのむしの
「おてもやん」。
 
「紺屋高尾」 八王子車人形西川古柳座&東華子の実演に落語家・入船亭扇治さん。
 
フィナーレ!! 
出演者全員で餅まき。

京都精華大学学生研修
 7月16日(月)海の日に、京都精華大学の学生10名が、教授の先生と一緒に研修に来られました。辻本さんの所で人権問題や、人形の文化について勉強して帰られました。芸術大学の生徒さんたちなので、辻本さんの提案で気に入った木偶の絵を書いてもらいました。この絵は、9月のむつみ祭や、10月の法市農村舞台公演で展示します。


辻本さんからの講義。 
 
2階では昔の道具を使ってのお話。
 
約30分で絵を仕上げます。
 
それぞれの個性豊かな作品ばかりが並びます。

第15回あじさいまつりで実演
 6月17日(日)つるぎ町一宇久薮の阿弥陀堂にて、第15回あじさいまつりが開催されました。一宇は、箱まわし保存会会長中内の故郷で、第2回から阿波木偶「三番叟まわし」の実演で参加しています。あじさいまつりの活動は、総務大臣表彰も受けられました。参加者全員が家族!という取り組みで、地域の財産となっています。

 
一宇では、中内は皆さん知り合いです。
 
三番叟で踏み清めます。
 
実演後、ひとりひとりにえびすからの福分け。皆さん笑顔で受けてくれます。
 
まつりの最後を締めくくる餅まき、えべっさんと共に。

観音寺市伊吹島を門付
 5月22日、2018年度最後の門付先である観音寺市伊吹島を門付しました。15軒の網元と伊吹小・中学校と漁協を門付してまわりました。いりこ漁が始まる前に、大漁と安全を祈祷しました。2018年の門付先は、1,060軒になりました。

 
伊吹島真浦港。
 
各網元先には、中学生手作りの看板が。
 
イワシ漁解禁を控え、セイロを準備しています。
 
加工場で「三番叟まわし」を奉納。
 
大漁と海の安全を家人と一緒に拝みます。
準備の手を休め、手をあわせます。
 
伊吹小・中学校を訪問し、「三番叟まわし」を紹介。

箱廻し足跡調査
 
4月9日、岡山県の出雲街道を歩きました。花見を楽しみながら、津山市から新庄村を訪ねました。雪解け後、中国山地を越えて鳥取や島根に向かう箱廻し芸人の姿を思い浮かべました。


旧出雲街道。道は昔の風情を残しています。 

宿場町、新庄村は、当時の面影を残しています。 
 
凱旋桜は満開でした。
 
醍醐の桜の前に地神と荒神が。

蜂須賀まつりで阿波おどり
 好天に恵まれた4月8日、徳島城公園鷲の門広場で第2回蜂須賀まつりが開催されました。
 保存会は10名で参加。一人遣いの人形で阿波おどりに参加しました。
 障がい者支援施設の仲間は、えべっさんと大黒さんの木偶を抱えて車いすで参加しました。大勢の踊り子に交じって車いす箱まわしです。カメラマンのレンズを独り占めに…。


鷲の門開門と共に大勢の市民が踊りの輪を作りました。
 
 
開会行事の後、飯泉徳島県知事・事業お世話役の大西さんと記念撮影(鷲の門広場で)

調査…勝浦座が海浜でえびす舞を
奉納
 4月1日、勝浦座が小松島市和田島地区で恒例の「えびす舞」を実演して海上安全と大漁を予祝しました。信仰に裏打ちされた人形文化を調査しました。蛭子神社ら漁港→浜の水揚げ場や加工場→漁港およそ10か所で奉納。最後は、漁協で式三番叟も厳かに実演しました。沖は大漁・丘は満作を願う人々に福を届けました。

 
港や浜では漁師さんに福の御神酒をふるまう
 
大漁を予祝して舞うえびす様
 
チャリが介添えして御神酒をふるまう
 
最後は式三番叟を実演し、再度えびす様が御神酒をふるまう。

勝浦久国地区の地神祭
 3月17日は春の社日。久国地区の地神祭祀を調査しました。
農業神事として江戸期から行われる地神祭で、地元住民が式三番叟を奉納しています。人形が果たした役割を農業の中で見ることができます。春と秋の社日に奉納されます。

   
徳島県では、この式三番叟が定番。
近年は二人三番叟の実演が増えているが…

サントリーフェロー研修
 3月10日、サントリー文化財団からの依頼で、日本の大学の博士課程で学ぶ外国人留学生の研修を受け入れました。韓国・台湾・イタリア・中国・インドからの研修生でした。短い時間でしたが、阿波木偶の魅力を辻本さんが熱心に話されました。


かしらの仕掛けに驚き、身を乗り出して話に聞き入っています。 
 
実際に、木偶を持っての体験。その重さを実感してもらいました。

旧正月・3月の門付け
 
2018年の旧正月は、2月16日でした。山間部はかなりの雪化粧でした。3月は昨年から門付けしている愛媛県四国中央市も門付けしました。

   
雪が深くて、途中からは車を停めて歩きました。
 
雪の中の白菜をわざわざ掘ってくださり、両手にいっぱいいただきました。
 
阿波川口駅にて。なんと門付け先の方が作られたものです

2018年阿波木偶「三番叟まわし」の門付け
 
2018年も1月1日午前0時から、門付けをスタートしました。1月中に約700軒をお訪ねしました。今年は、3月初めまで続きます。

 
産土神社で「三番叟まわし」の奉納をしてから出かけます。(東みよし町・12月31日)
 
今年は、かなりの雪道を歩きます。

西宮神社で奉納
 2018年1月5日、兵庫県の西宮神社百太夫祭で人形まわしの奉納をおこないました。毎年恒例の行事ですが、今年は初めての雨のなかでした。

   
 
えびす舞では、えびすが西宮神社の福笹を釣りあげます。
 
午後からは、西宮ガーデンズで実演します。

サントリー地域文化賞受賞記念
阿波木偶箱まわし保存会20年の歩み展

 11月22日、23日アミコシビックセンター3階ギャラリーAにて、サントリー地域文化賞受賞を記念して阿波木偶箱まわし保存会20年の歩み展を開催しました。保存会20年の歩みパネル、阿波木偶の門付け用具、修繕木偶、芝原生活文化研究所・阿波木偶箱まわし保存会の所蔵資料等約300点を展示しました。「三番叟まわし」の実演とフルート演奏との共演も試みました。2日間を通して約800人の方々がご来場、大盛況でした。
ありがとうございました。

 
衣装人形は54体展示。
 
阿波木偶の門付け用具(一部)を展示。
(国登録有形文化財163点の内)
 
パネル展示は約100枚。
 
立ち見の人が出るほどのご参加。
 
フルート奏者岩﨑由佳さん。心地よい音色にウットリ。
 
フルート演奏による「トゥーランドット」・「愛燦燦」に合わせて阿波木偶が舞う。

東京藝術大学 美術館
 たほりつこ退任記念展「小さな光の森」
 10月7日、8日東京藝術大学大学美術館で、「三番叟まわし」を実演。退任展会場と芸大校内で演じました。10月16日、17日も再上京して実演しました。16日は、国立パリ高等美術学校との共同授業で、辻本の講義も含めて箱廻しも実演し、海外の若者に阿波文化の魅力を伝えました。

   
岡倉天心の銅像を背に実演。
 
えびすからの福分けに笑顔が。
 
国立パリ高等美術学校生に講義。
 
光を得て人形が語り掛ける。
 
たほりつこ教授からのメッセージ。

武蔵野美術大学で講演
 10月6日(金)東京の武蔵野美術大学で講演。辻本の話を中心に箱まわしを紹介。最後の授業は、「三番叟まわし」・「箱廻し」も実演。講演後に、女生徒さんが涙を流しながら良かったと駆け寄ってくれました。

 
多くの生徒さんが感心を持ってくれました。
 

法市農村舞台公演
 10月1日(日)毎年恒例の法市農村舞台公演に出演しました。保存会はもちろん、箱まわしジュニアチームも練習の成果を発表しました。
地元の皆さんはじめ多くの観覧の方々から惜しみない拍手をいただきました。

 
好天に恵まれのぼりも映えます。
 
農村舞台を飾る木偶たち。
 
ジュニアチームの熱演。おひねりも舞いました。
 
演目の最後は、木偶による阿波踊りで乱舞。

第39回サントリー地域文化賞授賞式
 9月29日(金)ANAコンチネンタルホテル東京にて、第39回サントリー地域文化賞授賞式が開催されました。保存会から代表して6名が参加しました。

 
全国から5団体が表彰されました。
 
 
中内会長の受賞をうけての挨拶。
(えびす木偶と一緒に)
 
記念写真。会員の他に、石川一雄さん・早智子さんや調査事業でお世話になった委員の先生方も一緒に。

「猿まわしと箱まわしの巻」
みんなが主役の人権啓発事業(徳島県委託事業)
 9月24日(日)、上板町の技の館にて、人権啓発事業を開催しました。予想を上回る210人の参加を得て、猿まわしと箱まわしを楽しんでいただきながら、人権の大切さを訴えました。

 
木偶の「手」によるご挨拶。
 
大介さんとてっぺい君。
 
「三番叟まわし」で人権の尊重と皆さんの幸せを願う。
 
最後に出演者で。

第29回むつみ祭開催
 9月23日(土)、芝原公園とむつみ会館を会場として第29回むつみ祭が開催されました。
 第一日目の屋外行事には、県内外から多くの方のご参加を得て、盛大に実施されました。地元保育所、小中学生に加えて国府支援学校(太鼓演奏)と城西高校(阿波踊り)の出演で賑わいました。模擬店は、ペルー・フィリピン・中国・韓国・世界の飲み物等、食文化や民族文化をプレゼンしていただき、国際色豊かなものとなりました。ほとんどの模擬店は完売となるほど、充実した交流が図られました。

 
北井上小学校金管バンド。
 
阿波木偶「三番叟まわし」。
 
国府支援学校の和太鼓演奏。
 
筑豊大介さんといっぺいくん。
 
城西高校と木偶による阿波踊り。
 
大人気の韓国チジミ。

屋内展示<展示物紹介>
 箱まわし保存会は、『一谷嫩軍記』『義経千本櫻』の衣装人形と数多くのパネルを制作し展示しました。生活文化学級やデイサービス参加者の作品をはじめ、保育所・幼稚園・小学校・中学校・国府支援学校児童生徒の作品も充実しました。作品展示は、29日(金)の正午まで見学できます。


生花と木偶たち。 
 
パネル展示。
   
保育所の展示。
   
国府支援学校児童生徒の作品。

芝原交流夏祭り開催
 9月22日(金)午後4時から、芝原児童館において芝原交流夏祭りを開催しました。出演は、落語家の桂七福さん、猿まわしの筑豊大介さんです。七福さんの楽しい落語と、大介さんの本仕込の猿まわし、笑いの絶えない舞台となりました。

 
桂七福さんの楽しい落語。
 
見事な猿まわしの芸。

サントリー地域文化賞受賞
 
阿波木偶箱まわし保存会が第39回サントリー地域文化賞を受賞しました箱まわしの継承と阿波木偶「三番叟まわし」の門付を引き継ぎ、次世代への継承活動も行っていることが評価されました。門付先の皆さん、箱まわしサポート倶楽部の皆さん、私どもの取組を応援してくださっている皆さんと一緒にいただいた賞です。本当にありがとうございます。

 
県庁記者クラブ室での記者会見。
 
会見後の記念写真。
 
徳島新聞の1面。
 
 
「人」の欄でも中内正子会長を取りあげてくれました。
 
毎日新聞でも紹介してくれました。

東新町での乱舞
 
8月13日、毎年恒例の東新町コルネの泉前での阿波踊りに参加しました。暑さも吹き飛ばす葵連さんの踊りの輪の中に入って、一緒に乱舞しました。


阿波踊りの前に箱廻し実演。 
 
カメラマンの要望に応えて。
 
女踊りの編み笠姿は素敵です。
 
街中を練り歩きます。

徳島城博物館で実演
 
阿波踊りの開幕を彩る「阿波木偶箱まわし」です。まず、阿波木偶「三番叟まわし」でオープニング、今年保存会の会員になった高校1年生も舞台にたちました。最後は、木偶にによる阿波踊り、惜しみない拍手をいただきました。

 
阿波木偶「三番叟まわし」で開幕。
 
一人使いの型を見せる。

箱まわしで阿波踊り
 8月12日午後1時30分から徳島市立徳島城博物館で、阿波踊りの開幕を彩る「阿波木偶箱まわし」の実演を行います。阿波木偶「三番叟まわし」・箱廻し・えびすまわし・福まわし・木偶による阿波踊りを実演します。今回が初舞台の保存会会員もいます。


 会員7名で明日に向けて練習。
 
 
人形で「型」の練習。
 

親子伝承教室開催
 8月1日から、東みよし町の三加茂中学校・三好中学校の生徒さんと保護者の方対象に親子伝承教室を開催しました。夏休み中に6回伝承教室を行い、10月1日の法市農村舞台公演で成果発表をしてもらいます。


辻本先生の楽しくわかりやすい講義に聞き入る。 
 
阿波木偶「三番叟まわし」の
実演。

地元の子どもたちへの伝承
 
7月25日芝原児童館で毎年恒例の伝承教室を開催しました。地元の子どもたちだけでなく、近隣の保育所や児童館の子どもたち約100名の参加がありました。八王子車人形五代目家元西川古柳さんにも一緒にご指導いただきました。

 
最初から子どもたちは興味深々。

人形を楽しそうに使ってみる。

スキルアップを目指して
 箱まわし保存会会員のスキルアップをはかるために、三味線・太夫・人形の操作・人形衣装着付けについて、それぞれの講師先生から学んでいます。

 
箱まわしによる阿波踊りに併せる三味線の練習。
 
竹本友和嘉師匠・豊沢町若さんから義太夫語りを学ぶ。
 
八王子車人形五代目家元西川古柳さんから、人形の衣装着付けを学ぶ。
 
一人遣いの人形操りの所作についても学ぶ。

木偶塾野掛人形大芝居
 
7月16日午後8時から、香川県三木町の木偶塾野掛人形大芝居を鑑賞。本家西畑人形としての実演は、これが最後かもしれないということで駆けつけました。80歳を過ぎてもなお現役というのは本当に凄いこと。
その芸の素晴らしさにただただ脱帽です。


子どもからお年寄りまで多くの観衆が集まった。 
 
 
大蛇との激しい立ち回り。
 
 
実演後のご挨拶。
 
人形劇トロッコの潟見さんも華を添えた。

伊吹島の港まつりに参加
 7月16日香川県伊吹島で港まつりに参加しました。「えびす」と「お福」の木偶を持って、大網元の船に乗せてもらいました。大漁を祝い、島々に祀られている神々を祈りながら船を進めました。船の上では、食事や飲み物の接待を受けながら大漁を祈願しました。

 
神事から木偶を持って参加

観音寺から伊吹間のフェリー。 
 
えびすの像も船に乗り込む。
 
大漁旗で化粧された網元の船たち。
 
船の上でも皆さんに福分け。
 
 
帰りは港々で旋回を繰り返す。
 

久薮阿弥陀堂(つるぎ町一宇)にて
 
6月18日久薮阿弥陀堂で開催されたあじさい祭りに参加しました。毎年恒例となった「三番叟まわし」を「待っとった待っとった」と迎えてくれました。徳島の中山間地では今も三番叟まわしを迎える文化が息づいています。
あじさいは七分咲きでこれからが見ごろです

 
久薮地区の向い側には急傾斜地を耕した畑が見られる

あじさいに囲まれた阿弥陀堂に近隣の住民が集った
 
フォークソングのご当地ソングが披露された。
 
阿弥陀堂で五穀豊穣や無病息災を祈る。
 
参加者に福分け
 
紫陽花の前にえべっさんが集った。

2020年のパラリンピックに参加しよう
 
障害者支援施設の眉山園で「箱まわし」体験教室を開催。伝統人形芝居や阿波木偶の魅力を紹介し、障がい者の参加を呼びかけました。初めて触れる木偶文化に参加者は興味津々。人形芝居の実演鑑賞の後早速人形遣いに挑戦していただきました。

 
阿波人形文化の魅力を紹介。
 
車椅子で人形遣いを体験。



2017年度デイサービス事業を開始
 
徳島市立むつみ会館を会場に、本年度最初のデイサービス事業を開催しました。約30人が参加しました。食事サービス・健康相談・生き甲斐講座に加えて、生活文化(識字)学級も行いました。「読む・語る・伝える」をテーマにして、集っています。芝原地区では、30年来の取組となっています。

 
本日のメインディッシュ。豆腐ハンバーグを中心に。
 ひらがな・ローマ字を駆使して、写真立て作りに挑戦。



鳥取県東部で人形資料調査 蔵内・西大路ほか
 
鳥取市内の三地区に残されている木偶調査を行いました。阿波木偶の他、鳥取の人形師の遺作が数多く残されています。人形芝居が地域の娯楽として定着した鳥取ならではの文化遺産です。今回は、縦覧にとどまりましたが次回は詳細な調査を行います。


西大路地区に遺る記念碑。側面には太夫の名前が刻まれている。 
 
西大路地区のかしら19体。ほとんどが中尾氏(二代)の作による。
 
西大路地区のかしらを収納した木箱には、墨書きが残る。
 
青谷蔵内に阿波かしらが残っている。
天狗久・人形忠・人形富の他に伊予面光の作も。
 
初代天狗久の内銘が確認できる娘かしら内部。
 
円通寺人形芝居太夫座の幕。

鳥取県倉吉市で震災復興支援公演
 
倉吉市内で開催された倉吉市女性部の総会で「箱まわし」を実演しました。鳥取中部地震で被害を受けた地域です。「三番叟まわし」「傾城阿波の鳴門」「絵本太功記」「日高川」「えびすまわし」「大黒まわし」「福まわし」を楽しんでいただきました。最後には、三味線にあわせて阿波踊りを楽しみました。復興と、安心安全のまちづくりにむけて三番叟が祈りました。

 

第二回鳥取人形浄瑠璃フェスティバル
   ー鳥取三座が競演ー
 6月3日鳥取県八頭郡の大江ノ郷で鳥取三座と木偶舎が競演しました。
 新田相生文楽(智頭町)は『寿式三番叟』、水口因幡文楽(八頭町)は『壷坂観音霊験記』、
円通寺人形芝居(鳥取市)は『大黒舞』を実演しました。また、勘緑+木偶舎は『八百屋お七』他を披露し、200人余りの観衆を魅了しました。


大江ノ郷の屋外で開催。山並みが借景となり、良い雰囲気での公演となった。 
 
新田相生文楽、人形師人形洋が修繕した三番叟のかしらで実演。
 
水口因幡文楽、三波春夫の演歌(浪曲)で壷坂を舞う。
 
円通寺人形芝居の大黒舞。ぶっかえりの衣装を着用して舞う独特の祝福芸。

「よべっさん(エビス)の島へ
 2017年5月26日、カタクチイワシ漁解禁直前の伊吹島(香川県観音寺市)で門付しました。伊吹島は、古くから、東みよし町の三番叟まわし芸人が門付した島です。島の大網元(現在15軒)では、神棚にえびす様と良助(リョウスケ)木偶が大漁を誘う神として祀られており、16年前から調査してきました。島民は、厚い信仰心で伝統的な習俗を今に伝えています。7月10日の「みなと祭」はたいへんな賑いをみせます。いりこ漁の船を連ねて伊吹島近海を周遊し、無人島に祀る神々を祭祀し豊漁を祈ります。
 本会の師匠が長年(1970年代~1990年代)門付した伊吹島を正式に受け継げたことは、今年最大の喜びとなりました。涙を流すほど喜んでいただけた網元もありました。門付芸人の果たす役割が、いかにたいせつであるかを実感できます。


早朝、連絡船で渡航。25分で島に到着。 

操業前の準備風景。
網を積み込んでいます
。 
 
漁業組合から出発
 
網元の加工場を回ります。
 
祀られる神々(阿波木偶)。
 
「三番叟まわし」の後、えびす様からの「福分け」。

愛媛県東部で門付け
 
5月21日、引退した「三番叟まわし」元芸人の門付け先を受け継ぐことになりました。今回は、西条市・新居浜市・四国中央市で門付けしました。来春からは、一週間程度の日程で門付けする予定です。

   
高地蔵が見守る伊予街道は、「三番叟まわし」の門付けの道でもあった。
 
西条市内の農家で。
 
新居浜市内の民家で福分け。

東温市「麦うらし」に参加
 5月13日、愛媛県東温市で「麦うらし」に参加しました。麦の収穫前に近隣農家が集い、麦の豊作を祈ります。保存会も2005年から、毎年参加し、「箱まわし」を実演しています。

 
神事にて玉串を奉納。
 
三番叟で「ノバセワラ」を行う。
 
麦の収穫のために、新しく購入した大型農機を三番叟が踏む。
 
「満穂万歳」(砥部町)も五穀豊穣を願って。
 
麦を使ったごちそうが並ぶ。
 
 
麦秋。美しい。
 
愛媛のじゃこ天は美味。

第一回蜂須賀まつりに参加
 4月9日、徳島中央公演・鷲の門広場で蜂須賀まつりが開催されました。保存会も、四宮生重郎さんからのお声かけで参加しました。広場に櫓が組まれ、その周りで自由に阿波踊りを楽しむ企画でした。午後4時過ぎから日没後まで、2,100人の参加者で賑わいました。徳島城に咲く満開の桜を借景として、老若男女が平服や仮装しての阿波踊り。本会は、奴人形とお染人形で乱舞しました。

 
「自由に踊りましょう」と主催者が趣旨を語る
 
日没直前には、花見客も踊りこみ最高潮に。
 
踊りの輪の中に飛び込んで。
 
早い動きにカメラマンも苦戦。

70年ぶりの「三番叟まわし」
 奥木頭での門付けで、阿波木偶「三番叟まわし」芸人が民泊したヤドを新たに発見しました。そのヤドは、那賀町木頭折宇の民家で現在は物置になっています。家主は、古くなった家屋を壊そうかと考えていたそうです。解体前に記録できたのは幸運でした。前日には、北川小学校が廃校となった地域です。いまさらながら、地方の文化遺産を遺すための努力が求められます。大都市や企業の経済活動のもと、ふるさとの文化が壊されています。これではいけないとの思いを背負いながら、阿波木偶箱まわし保存会は山道を歩き続けます。


70年前まで「三番叟まわし」芸人の宿泊先となっていた民家。 
 
美波町の民家での聞き取り調査。

 門付け先には、「三番叟まわし」来訪の知らせを受けて、近所の皆さんが集まりました。那賀町木頭と美波町赤松も70年ぶりの「三番叟まわし」に大喜びでした。「三番叟まわし」を迎える文化は、現在も生き続けていました。徳島県の民衆が受け継いできた誇りうる無形文化遺産です。

 
えべっさんからの福分けを喜ぶ。(那賀町・木頭)
 
   
「商売繫盛が叶いますように」
と福分け。(美波町・赤松)

那賀町平野で新築中の洋館を三番叟が踏みました。家運UPを願って祈祷し、式三番叟とえびす舞を奉納しました。

 
旧相生町平野地区を歩く。
 
好天に恵まれて風見鶏も南に目線を置いています。

北浦街道(島根→山口)で聞き取り調査
 2017年3月10日、調査最終日は北浦街道の小串町を歩いて聞き取り調査しました。特に、淡路や阿波の人形衣装の特徴とされる肉盛り刺繍で龍と火焔・渦状の雲が描かれた衣装の制作者が小串町にいたとの情報を基に、地元住民や公民館のご協力を得て調査しました。小串町に隣接の川棚町に、古くから歌舞伎関係が居住した関係から、今後追跡調査を行います。

 
北浦街道筋(旧道)。この町に淡路人形座や箱廻し芸人が稼働した姿を想像しながら散策。この町には、二つの芝居小屋があった。
 
この地方は、多くの温泉街がある。また、霊場(御四国)廻りのお遍路みちでもあった。
 
下関と島根県益田市を結ぶ北浦街道。現在は、バイパスが整備されて、旧の街並みから外れている。
 
歌舞伎村の株内が居住する地域の産土神社。歌舞伎株の由緒板参道脇に建っている。

烏山資料(山口県)調査
 2017年3月9日、下関市町教育委員会土井ヶ浜遺跡・人類学ミュージアム資料収蔵室を訪問し、現地で収集された人形調査を行いました。山口県西部海岸沿いの北浦街道は、箱廻し芸人の稼ぎ場でした。資料の中に、箱廻しと直接関係するものは見出せませんでしたが、この地は古くから淡路人形芝居を迎えた地方で、人形芝居や歌舞伎を楽しむ環境を持っています。また、箱廻しの足跡を確認できる古老の聞き書きや絵が残されています。

 
衣装は見事で、淡路や阿波の特徴的な文様を刺繍している。
 
左の衣装人形の化粧まわし。金糸銀糸で肉厚の刺繍を施している。
 
大分県北原の人形師、吉田久吉の内銘。初代天狗久の実名が吉岡久吉で、よく間違えられる。
 
頭の中に阿波の人形師人形富(川島富五郎)の焼印がある。他に、天狗久の頭1点、手1点を確認。
 
足の踵部に挟み遣い用の仕掛けを確認。これは、大分の北原人形で使用された資料で、古い一人遣いの仕掛けである。
 
一人遣いで使用された北原人形の左手。弓手に加工されている。バネは、鯨ひげの代用として竹が使用されている
 
衣装人形調査風景。資料の傷みがはげしく、慎重に頭を外して内銘等の確認。地元の町医者による収集資料である。
 
門付けに使用された手作りの衣装人形。えびすを模したか?貴重な民俗資料。(町医者収集資料外)

「箱廻し」足跡調査
 
2017年3月7日、島根県安来市を再取材。安来市大塚にあった人形芝居は、大正・昭和期に阿波の箱廻し芸人を師匠として招いた座でした。一部写真資料は残るものの、人形や記録は不明でした。また、今年3月
はじめに座の中心人物であった医師大渕氏旧宅が火災に遭い全焼したそうです。本会が、連絡を取り焼け跡の瓦礫を撤去する前に、資料類のチェックをお願いしたところ、大塚人形芝居保存会誌会計の部等の資料が焼け残っていることが判明。徳島県立博物館の協力を得て復元作業を急いでいます。文面に箱廻し芸人の氏名が記されており、貴重な資料となります。なお、徳島市教育委員会所蔵の『天狗屋人形細工控』に、大渕氏の名が残っています。箱廻し芸人が阿波の人形師を紹介した事例です。

 
JR山陰本線安来市駅前。
「どじょうすく」いは全国区。

 
漫画家水木しげる氏の妻布枝さんの生家。三度目の訪問となる。先々代が大塚人形芝居に深くかかわった人物。聡明な現当主から二度目の聞き取りを行った。貴重な写真資料も拝見。
 町医者(大渕氏)の瀟洒な洋館が全焼。大雪の中、最小限の類焼に済んだものの、家屋は全焼して解体された。
 
蔵もほぼ全焼。階段箪笥の中から水浸しの資料が発見された。書の縁は焼けたものの文字の判読は可能である。
 
大塚人形芝居保存会誌。
 
翌日は、箱廻し芸人が歩いた出雲から石見へ移動。更に、益田市から北浦街道を西進し、萩を越え長門から徳牛(こっとい)に入る。

NHK徳島取材
 
山城町での門付けを、NHK徳島放送局で取材してくださり、放映してくれました。かなりの雪の中、カメラマンさん密着でした。テレビ放映の一部を紹介します。

 
門付け前の準備。
木偶の衣装を繕います。
 
 
大雪の中、歩いて福を運びます。
 
黒式尉面をつけた三番叟で家人の健康を拝みます。

2月の門付け
 
2月10日から13日まで、三好市山城町と池田町を門付けしました。大雪の中、待ってくださっている皆さんに福を届けてきました。

 
山は真っ白な雪景色でした。
 
山城町から池田町にかかる橋。
 
かなりの山の上のお宅。
雪の中から、白菜を5個もいただきました。
 

調査活動
 
2月15日、阿南市吉井町の八幡神社で、三番叟を調査しました。現在も、若い世代の方々によって奉納されています。

 
三番叟。頭(かしら)は、大江
巳之助さんが修繕したとのこと。
 
白色尉面と黒式尉面。
かなりの古い年代のものである。

門付け先にて
 
1月28日の旧正月から、東みよし町の市街地と中山間地をまわりました。2月10日から、三好市山城地域の山間部を歩き、福を届けます。今年も大雪になる空模様です。
 

 
坂道も、門付け先の笑顔に励まされて
苦になりません。
 
門付け先から、法市農村舞台での実演を写した
パネルをいただきました。
地元中学生の舞台に話の花が咲きます。

木偶調査活動
 1月25日美波町の図書館に所蔵されている木偶を、人形師甘利洋一郎先生と一緒に調査にでかけました。かしら22個を調査。内銘に「三千良」・「道良」の墨書きの遺るものや、「阿州 三宇」とあるものもあり、新たな発見がありました。

 
丸目頭
 
「阿州 三宇」の墨書き。調査活動の中で、長野県飯田市の今田人形に1個あり、全国2個めの発見。
 
別師頭。どれもいい出来ばえのものばかり。
 
「吉井村 道良作」の内銘。
 
「吉井村 三千良作」の内銘。
 

マスメディア報道
正月の阿波木偶「三番叟まわし」が紹介されました。地元では、テレビや新聞で毎年紹介されています。徳島の正月儀礼として、広く知られるようになりました。文化伝承におおきな効果をもたれせてくれます。

 
日本経済新聞  2017・1・7
 
徳島新聞  2017・1・10
   



百太夫神社祭(西宮神社境内)1月5日
傀儡師の始祖、百太夫様に「三番叟まわし」と「箱廻し」を奉納しました。毎年正月5日に恒例としています。ご参拝の皆さまに福分けいたしました。午後は、西宮市内のショッピングモールで賑やかに舞いました。

 
西宮神社境内を練り歩く
 
百太夫神社祭 多くの参拝者が集まりました
 
「三番叟まわし」を奉納
 
ご参拝客に「福わけ」 よろこばれます




2017年度 門付け
1月1日午前0時から門付けしています。訪問日時は全て決まっています。
その中には、たいせつな農業神事も含まれます。民家での門付けと同時に、神事芸能としての役割も果たしています。2月中旬頃までの門付は、連日続きます。

 
歩いて民家へ
 
藍商家の神前で奉納 
 
春神楽「鍬初め」 農家の仕事始めです
 
藍の染料「すくも」の高品質を願う儀式

2017年 福を届けて歩きます
2017年の門付け準備が整い、1月1日午前0時から福を届けて歩きます。
大晦日は、伝統にならい山の神様に式三番叟を奉納します。古くから人形芝居を生業としてきた集落の産土神社です。
霊山高越山から10里ほど離れた三好市池田から門付けは始まります。
2月下旬まで連日、約千軒の民家に福を届けて歩き修行します。

 
保存会の神棚です。
 
門付けを待つ三番叟とエビス
 
私たちの師匠が修行された高越山を越えて西へ約10里
 
人形のムラに鎮座する神々にご奉仕
 
かつての舞台あとの集会所でも三番叟まわしを披露
 
門付け前の神事を終えて年明けをまつ民家に向かう

デイサービス・クリスマス会
 12月21日、2016年最後のデイサービス。クリスマス会で盛り上がりました。

 
メニューも盛り沢山。
 
一足早いクリスマス。

十郎兵衛屋敷に出演
 12月11日、阿波十郎兵衛屋敷に箱まわしジュニアチームが出演。「三番叟まわし」・「えびすまわし」・「大黒まわし」・「福まわし」を実演しました。

 
 
全員で記念撮影。

大分・轟人形調査
 12月4日、5日大分市木佐上の轟人形を調査しました。頭は35個もあり、天狗久の内銘が遺るものも3個確認できました。

 
轟神社
 
頭35個
 
天狗久の内銘がある木偶。
 

「秋の阿波踊り」に参加
 11月26日、27日アスティとくしまで開催された「秋の阿波踊り」に参加しました。

 
ロビーに木偶を展示。
 
 
選抜チームによる阿波踊り。
 
「三番叟まわし」の実演。

「三番叟まわし」の足跡調査
 11月15日、16日愛媛県新宮方面に、「三番叟まわし」の足跡調査にでかけました。私たちの師匠の門付け先だったこともあり、どの家でも「三番叟まわし」を迎えていた(中には宿だった家も)ということがわかり、収穫の多い調査となりました。

 
 
 
荒神に祀られている御幣
 

二科会写真撮影会
 11月6日、つるぎ町の永井家屋敷にて、二科会の写真撮影会に参加。
阿波の木偶は、永井家の風情にピッタリでした。

 
「三番叟まわし」で門あけ。
 
可愛い子どもたちの前で。
 
永井家屋敷で木偶も映えます。
 
ご近所の皆さんの前での実演。

次世代への伝承活動
 10月20日東みよし町の昼間小学校、11月4日に東みよし町の三加茂中学校・三好中学校で、箱まわし講演会を開催。辻本さんからのいろいろなお話と箱まわし保存会による阿波木偶「三番叟まわし」・「箱廻し」の実演。木偶の体験教室も行いました。

 
昼間小学校
 
三好中学校

企画展のお知らせ
 
福山市人権平和資料館2階企画展示室において、阿波木偶箱まわしの資料展示をしています。10月23日(日)13:30~講演と実演も行います。資料展示は11月27日まで。ぜひ、お立ち寄りください。

 
国登録有形文化財の一部も展示
 
パネル展示

人形芝居取材
 10月17日、福岡県小竹町を取材。明治期にあった人形芝居の一座「勝楽座」の道具約130点を日干しするということで、見学させていただきました。当時使用されたものがそのままの状態で残されており、価値があるものでした。

   
天候に恵まれた日干し
 
襖からくりの道具
 
一人遣い用の弓手も発見
 
翌日の朝日新聞
 
西日本新聞でも紹介

法市農村舞台公演
10月2日(日)13:00~
 東みよし町で毎年恒例の法市農村舞台公演が開催されました。
阿波木偶箱まわし保存会も、毎年参加させていただいています。箱まわしジュニアチームも参加し、伝承教室の成果を発表しました。

 
船渡神社の神事として「三番叟まわし」を奉納。
 
箱まわしジュニアチームの実演で、えべっさんが6体並ぶと観客からの大拍手。
 
箱まわしジュニアチーム全員でご挨拶。
 
公演の最後は木偶による阿波踊り。

韓国・慶南道立美術館で公演
9月27日(火)、28日(水)韓国昌原市の慶南道立美術館で開催する徳島県立近代美術館所蔵作品展のオープニングイベントで、徳島県の観光PR事業として「三番叟まわし」と「箱廻し」を実演しました。

 
美術館の外観
 
「三番叟まわし」の実演
 
ロビーでは、地元の子どもたちと交流。
 
翌日の新聞に「三番叟まわし」が取り上げられました。

第28回「むつみ祭」開催
9月25日(日)9:30~芝原児童公園
 天候に恵まれ、多くのご参加をいただきありがとうございました。
地元の子どもたちの神楽太鼓を皮切りに、保・小・中の皆さん、国府支援学校和太鼓部、城西高校阿波踊り部、人形劇・トロッコさん、箱まわし保存会と三味線チームが出演し、模擬店では、韓国・フィリピン・ペルーの食べ物、ひっかり雑炊・世界の飲み物・うどん・お好み焼・たこ焼き等、眉山園さんも出店してくださり大賑わいでした。

 
北井上小学校金管バンドの演奏
 
大賑わいの模擬店
 
人形劇・トロッコさんの「さるかに」
 
箱まわし保存会と三味線チーム
 
阿波踊りの乱舞
 

平成28年度徳島県みんなが主役の人権啓発推進事業
人権文化を学ぼう

「桃太郎の巻」
「むかし話」はおもしろい
開催
 9月24日(土)10:00~東みよし町中央公民館
 NPO法人阿波の門付け芸保存会が主催。芝原生活文化研究所代表 辻本一英の人権についての話、阿波木偶箱まわし保存会、箱まわしジュニアチーム、人形劇・トロッコさんの出演で、人形芝居を見ながら人権について学んでいただく機会となりました。

 
箱廻し「絵本太功記」の木偶がお迎え
 
箱まわしジュニアチームによる
「三番叟まわし」
 
「福まわし」もジュニアチームの生徒が演じる。
 
人形劇・トロッコさんの「さるかに」


 9月5日地元の敬老会に参加しました。
練習している三味線も初披露しました。

 
「えびすまわし」「福まわし」で祝福。
 
三味線に合わせて阿波踊りも披露。
 
三味線の音のズレもご愛敬。
 


箱まわしで阿波踊り
  毎年恒例の木偶による阿波踊り。今年は、8月12日・13日の2日間、 徳島市東新町のコルネの泉前で行いました。猛暑の中、大汗をかきな がら徳島の夏を満喫しました。


12日箱廻しの実演。
 
 
徳島城博物館での四宮生重郎さんの催しに木偶で飛び入り参加。
 
13日NHK徳島放送局1Fロビーの真昼の阿波おどりのオープニングを飾る。
 
 
13日の東新町では、葵連さん6支部合同の流し踊りに参加。

葵連さん結成50年支部総勢150人集結の乱舞は圧巻でした。私たちも幸せな汗をかかせていただきました。
 


『箱まわしジュニアチーム』の伝承教室開催
 
7月26日から28日まで、東みよし町で「箱まわしジュニアチーム」の伝承教室を開催しました。三好中学校・三加茂中学校生と保護者26人が参加してくれました。10月2日法市農村舞台での実演に向けて、8月にも3回、10月1日にリハーサルをして本番を迎えます。

 
1日めは、辻本先生から木偶や人形師について学ぶ。

 
2日め辻本先生の講義にも熱が入ります。
 
えびすが6体並ぶと見ごたえがあります


地元の児童館で伝承教室
 毎年恒例の地元児童館での伝承教室を25日に開催しました。徳島市内各地から約70名の参加がありました。

 
仕掛け木偶の説明に興味深々。

 
実際に木偶を動かしてみる。
 
辻本先生の操る「狐」が大人気!


三味線の練習を始めました。

 阿波踊りの三味線に11人が挑戦しています。箱廻しの阿波踊りに生演奏を披露します。9月25日の「むつみ祭」を目標に頑張っています。

 
三味線教室



「三番叟まわし」の衣装が仕上がりました。
 
夏の伝承教室に向けて、衣装を制作しています。阿波木偶「三番叟まわし」
の衣装は、舞台用の衣装と異なり独特のこしらえとなっています。

 
えびす

 

 
三番叟
 
三番叟の後ろ姿



『幽』25号(角川書店)発売中!
 
辻本一英のが投稿しています。最寄りの有名書店で発売中です。
 
特集は人形・ヒトガタで、直木賞作家の京極夏彦さんや徳島出身の漫画家・紫門ふみさんの作品も掲載されています。また、加門七海さんの文章は注目です。

 
*『幽』第25号(角川書店)
    @1843円(税別)

 
*執筆者名をチェック
 
*目次(部分)
 
正月に舞う神々 
 ~阿波木偶「三番叟まわし」~ 


むつみ祭日程が決まりました。
 
2016年9月25日(日)午前9時30分~

<近況スナップ>



伝承教室
 6月29日から3日間、八王子車人形西川古柳座五代目家元西川古柳さんに来ていただき、一人遣いの人形の操作を教えていただきました。

 人形の動かし方を学習
最初に語りにあわせての人形操作を一通り学習。
 阿波鳴の練習
木偶を操りながら動かし方を教わる。
 人形の操作練習
「壷坂観音霊験記」の練習
 型の練習
動作の「型」を丁寧に教わる。



 阿波木偶箱まわし保存会20周年を祝う会

阿波観光ホテルにて開催されました。飯泉徳島県知事、上田奈良県大和郡山市長をはじめ、県内外の文化人と阿波木偶箱まわしサポート倶楽部の皆さん230人が集い、祝福していただきました。ありがとうございました。

20周年に加えて、阿波木偶「三番叟まわし」の徳島県指定無形民俗文化財と顧問辻本一英の「水木十五堂賞」受賞の祝賀も併せました。

阿波木偶祝福芸の「福まわし」も初披露し、盛会となりました。各地から祝福のメッセージ、ありがとうございました。



先ずは「三番叟まわし」で来場者を祝福

発起人代表髙橋晋一(徳大大学院教授)あいさつ。
 

県知事、NHK徳島放送局長、徳島銀行頭取、西宮神社宮司、大和郡山市長から祝辞。
  
 中内正子と辻本一英から謝辞。
  
東みよし町教育長へ修繕された三番叟とエビスの木偶を手渡し。
 
 
知事への「献杯」。

 
祝福芸「福まわし」を初披露。拍手喝采!
  
 ミラノ万博で披露した「阿波踊りby木偶」。
 記念に記念誌、カレンダーやTシャツを作成。

 

「第4回水木十五堂賞」授賞式が行われました

 奈良県大和郡山市において第4回水木十五堂賞授賞式が執り行われました。
授賞式に引き続き辻本の講演と
阿波木偶箱まわし保存会が「三番叟まわし」
「えびす
・大黒まわし」「箱廻し」を披露しました。

 ロビーでは、収集した木偶や修繕事業で蘇った衣装人形の展示と、パネルにより取り組みの紹
介を行いました。

 ご参集頂いた500名の皆さまをはじめ、祝電やお花等を贈ってくださいました方々にお礼申しあげます。

 授賞式・上田市長から賞状を受ける
辻本の謝辞

 
記念講演では、阿波の箱まわしを紹介
 
箱まわし実演の合間にも解説

 
箱廻しメドレーで三外題実演
 
日高川入相生花王
 
ホワイエに展示した資料や衣装人
 
参加者は深い関心を

 
お見送りは、えべっさんの福分け
 
 
水木十五堂賞の賞状
 
素敵な記念品

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「百太夫神社祭」
1月5日は、恒例の「百太夫神社祭」(西宮神社境内に鎮座)で奉納しました。
毎年、好天に恵まれての奉納です。門付けにより中内の喉が相当傷んでおりましたが、無事奉納演技が終了しました。
5日はウイークデーにもかかわらず、大勢のギャラリーで賑わいました。
共演の「えびす座」さんの演技も磨かれ、百太夫神社祭に馴染んできました。
毎年恒例の行事ですので、ぜひご参拝ください。

 

2016年の門付け風景
2016年1月1日・2日の写真が届きました。その一部をご紹介します。

 
12月31日 保存会の木偶収蔵庫にて
 
出発準備です。
 
伝統にのっとり、東みよし町の神社で奉納後出発。
 
1月1日 午前0時からの門付け
 
2日 民家の荒神様・水神様を祭祀します
 
水神様を祭祀



 
2日
恵方に向け奉られた野や山の幸に鍬や鎌が添えられています。
 
毎年恒例の伝統的な春神楽「鍬初め」で、三番叟まわしを奉納しました。
 
三番叟が田畑の四隅を踏み、豊作を祈りま
す。既に殆どが姿を消した農業神事です。(三好市)
 


『怪』46号が発売されました。
全国発売直前に水木しげるさんの訃報。驚きました。
全国の書店で手に入りますので、お早めにご購入

表紙に水木しげるの名が入った冊子です。(売切れ必至。)
本会の辻本一英も特集「正月 正月様の民俗誌」に、阿波木偶「三番叟まわし」他を紹介しています。

   
   



<武蔵野美術大学で5講義>
 7年ぶりに、武蔵野美術大学で辻本が講義。私ども箱まわし保存会も阿波木偶「三番叟まわし」と「箱廻し」を実演。
 美大生は、秀逸な阿波木偶(頭・衣装)の魅力を見抜き、大きな興味を示していました。
 二日間、たっぷりと美大の雰囲気を味わいました。都内の友人も駆けつけてくださり、旧交を温めることが出来ました。



 辻本の講義
 
「三番叟まわし」「箱廻し」の他にえびす大黒まわしを紹介。











芝原生活文化研究所・阿波木偶箱まわし保存会

お問合せはこちらまで
ebisuあっとme.pikara.ne.jp
(あっとを@に変えてお送りください)

最終更新日:
hp開設:2003年

    





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